⑨LSE仕上げについて
皆様、回していますか?
更新が遅れたこと、重ねてお詫び申し上げます。
では、LSEの仕上げを書き綴ります。
LRが終わった段階で残っているのは、M列の調整のみです。
M列の調整は
1)センター交換
2)平面交換
3)3点交換
この3つしかありません。
1)センター交換
下記の画像の通り、センターのみズレています。
手順は、
「E2 M E2 M'」
若しくは
「U2 M2 U2 M' U2 M2 U2 M'」
どちらかです。
い、E2!?と思われるかも知れませんが、慣れると早いです。
センター交換は、センターエッジの位置次第で、
最後がMかM'に変わります。
MかM'を間違えると、結果2手分のズレなので大会では失格になります。ご留意を。
2)平面交換
図の通り2パターンあります。
まずはどちらのパターンなのか見極めるところからです。
同じ色同士の交換になります。
イの場合「M' U2 M2 U2 M'」または「x方向持ち替えからの、アで処理可能です」
持ち替えで強制的にアの状態にしているということです。
問題は3)点交換です。
非常にややこしいですが、先読みで全部読みましょう。
(一応解説をします)
下の図をご覧ください。
3点交換は必ずこういう構造になっております。
(構造は同じですが、状況は毎回違います)
ここから「U2 M' U2 M」で揃います。
孤立したエッジを青ペアにくっつけM列が揃い完成です。
ここでの注意点は、
◆孤立エッジはU面にある
◆赤ペア(一番大きいペア)はD面にある
これが条件です。
これを毎回確認するのは、手間and時間も掛かります。
なので、LRの段階から先読みします。
3点交換は、通常のパターンと例外パターンがあります。
通常パターン
この状態から「M2」するとLRが完成する状態です。
この位置の時に
1)水色四角の色を覚える
2)紫四角のエッジとセンターの色が一致しているか確認する
ここで2)が同色であれば、通常パターンです。
「M2」してLRが完成しました。
最初に水色四角で覚えた白は「M2」したため、BDの位置に来ました。
次にAUFが「U」か「U'」になりますが、U面に水色四角で囲んだ色と同じ色があるので、その色が「BDの対角の位置」に来るようにAUFします。
つまりこの状態でのAUFは、U面にある白エッジがUFの位置に来たらいいので「U'」です。
白エッジがUFとBDと対角の位置にある状態になりました。
ここからはM列を見ます。
白色が1つ、黄色が2つあります。
ここで、少ない色のほうを持ち上げるようにMスライスします。
つまり、ここでは白が少ないので、Mスライスの方向は「M'」です。
少ない色を持ち上げるようにMスライスした後は、「U2」します。
ここまで来ればあとはお分かりですよね?
「M」すると完成です。
例外パターン
通常パターンと同様
1)水色四角の色を覚える
2)紫四角のエッジとセンターの色が一致しているか確認する
ここまでは同じです。
今回2)の紫四角の色が違います。
この場合、「例外が来るかもしれない」と警戒します。
では、警戒しつつ「M2」してLRを完成してみましょう。
「M2」してLRが完成しました。
例外パターンを警戒したときは、LR完成後の紫四角を確認します。
ここで
同じ色なら通常パターンになります。
通常パターンの処理通り、最初に覚えた水色四角の色が対角に来るようにAUFします。
違う色なら例外パターンに派生します。
例外パターンは2通りやり方があります。
その1:無理矢理平面交換に持っていく
通常、例外なく同じ処理をします。つまり水色四角の色しか覚えないということです。
水色四角の色が黄色で、「M2」したため、BDの位置に行きました。
それの「対角」に来るようにAUFするため、「U」です。
な、なんか変だなーと思ってもこのまま通常パターンに当てはめて処理します。
M列の色を見ます。白が2つ、黄が1つのため、黄を持ち上げるようにMスライスします。
手順は通常パターン通りの「少ない色をMスライス U2 M or M'」です。
すると、必ず平面交換になるので、平面交換の手順をして完成です。
その2:例外パターンで処理する
LR完成前に例外を警戒しました。LR完成後に例外が確定しました。
その時点でLR完成後のAUFを素直にL面とR面の色を合わせるようにAUFします。
今回は「U'」です。
残るはM列調整です。
今まではM列の色の数を見て、少ない色をMスライスしていましたが、
例外では必ず「M2 U2」から始まります。すると1列揃うので、「M or M' U2 M or M'」です。
つまり、3点交換 M列のみの図で見ると、
孤立エッジがD面にあり、一番大きい赤ペアがU面にある状態になります。
そこで「M2」をすることで、孤立エッジがU面に来て、一番大きい赤ペアがD面に来るということです(スマホかPCを上下逆で見るとM2後の図になります笑)。
仕組みは至って単純です。
あとは判断ですが、これも意外と慣れます。
まぁ、なにもかも通常パターンに当てはめて判断する時間を0.1秒も掛けない!ということであれば、爆速に近い回し方になるかもしれません(手数は増えます)。
お好きな処理方法をどうぞ!
以上、
宜しくお願い致します。
Twitter:@hili_rouxer