Roux method

Roux methodの解法について記載致します。動画説明:https://www.youtube.com/channel/UCVbx02VAJ42m8BV2c2b5C-g

⑨LSE仕上げについて

皆様、回していますか?
更新が遅れたこと、重ねてお詫び申し上げます。

 

では、LSEの仕上げを書き綴ります。
LRが終わった段階で残っているのは、M列の調整のみです。

 

M列の調整は
1)センター交換
2)平面交換
3)3点交換
この3つしかありません。

1)センター交換
下記の画像の通り、センターのみズレています。

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1)センター交換


手順は、
「E2 M E2 M'」
若しくは
U2 M2 U2 M' U2 M2 U2 M'」
どちらかです。

い、E2!?と思われるかも知れませんが、慣れると早いです。

センター交換は、センターエッジの位置次第で、
最後がMかM'に変わります。
MかM'を間違えると、結果2手分のズレなので大会では失格になります。ご留意を。

 

2)平面交換
図の通り2パターンあります。

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2)平面交換


まずはどちらのパターンなのか見極めるところからです。

同じ色同士の交換になります。

 

アの場合「M2 U2 M2 U2

イの場合「M' U2 M2 U2 M'」または「x方向持ち替えからの、アで処理可能です」
持ち替えで強制的にアの状態にしているということです。

 

問題は3)点交換です。
非常にややこしいですが、先読みで全部読みましょう。
(一応解説をします)
下の図をご覧ください。

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3点交換 M列のみの図

 

3点交換は必ずこういう構造になっております。
(構造は同じですが、状況は毎回違います)

ここから「U2 M' U2 M」で揃います。
孤立したエッジを青ペアにくっつけM列が揃い完成です。

 

ここでの注意点は、

◆孤立エッジはU面にある

◆赤ペア(一番大きいペア)はD面にある

これが条件です。

これを毎回確認するのは、手間and時間も掛かります。

なので、LRの段階から先読みします。

 

3点交換は、通常のパターンと例外パターンがあります。

 通常パターン

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LRが完成するM2前の状態

 この状態から「M2」するとLRが完成する状態です。

この位置の時に

1)水色四角の色を覚える

2)紫四角のエッジとセンターの色が一致しているか確認する

ここで2)が同色であれば、通常パターンです。

 

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「M2」後、LR完成時

「M2」してLRが完成しました。

最初に水色四角で覚えた白は「M2」したため、BDの位置に来ました。

次にAUFが「U」か「U'」になりますが、U面に水色四角で囲んだ色と同じ色があるので、その色が「BDの対角の位置」に来るようにAUFします。

つまりこの状態でのAUFは、U面にある白エッジがUFの位置に来たらいいので「U'」です。

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AUF「U'」後の図

 

白エッジがUFとBDと対角の位置にある状態になりました。

 

ここからはM列を見ます。

白色が1つ、黄色が2つあります。

ここで、少ない色のほうを持ち上げるようにMスライスします

つまり、ここでは白が少ないので、Mスライスの方向は「M'」です。

 

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「M'」後の図

 

少ない色を持ち上げるようにMスライスした後は、「U2」します。

 

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U2」後の図

ここまで来ればあとはお分かりですよね?

「M」すると完成です。

 

例外パターン

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LR完成するM2前の状態

通常パターンと同様

1)水色四角の色を覚える

2)紫四角のエッジとセンターの色が一致しているか確認する

ここまでは同じです。

 

今回2)の紫四角の色が違います。

この場合、「例外が来るかもしれない」と警戒します。

では、警戒しつつ「M2」してLRを完成してみましょう。

 

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「M2」後、LR完成時

「M2」してLRが完成しました。

例外パターンを警戒したときは、LR完成後の紫四角を確認します。

 

ここで

同じ色なら通常パターンになります。

通常パターンの処理通り、最初に覚えた水色四角の色が対角に来るようにAUFします。

 

違う色なら例外パターンに派生します。

例外パターンは2通りやり方があります。

 

その1:無理矢理平面交換に持っていく

通常、例外なく同じ処理をします。つまり水色四角の色しか覚えないということです。

水色四角の色が黄色で、「M2」したため、BDの位置に行きました。

それの「対角」に来るようにAUFするため、「U」です。

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例外を通常通り処理した場合

な、なんか変だなーと思ってもこのまま通常パターンに当てはめて処理します。

M列の色を見ます。白が2つ、黄が1つのため、黄を持ち上げるようにMスライスします。

手順は通常パターン通りの「少ない色をMスライス U2 M or M'」です。

すると、必ず平面交換になるので、平面交換の手順をして完成です。

 

その2:例外パターンで処理する

LR完成前に例外を警戒しました。LR完成後に例外が確定しました。

その時点でLR完成後のAUFを素直にL面とR面の色を合わせるようにAUFします。

今回は「U'」です。

残るはM列調整です。

 

今まではM列の色の数を見て、少ない色をMスライスしていましたが、

例外では必ず「M2 U2」から始まります。すると1列揃うので、「M or M' U2 M or M'」です。

つまり、3点交換 M列のみの図で見ると、

孤立エッジがD面にあり、一番大きい赤ペアがU面にある状態になります。

そこで「M2」をすることで、孤立エッジがU面に来て、一番大きい赤ペアがD面に来るということです(スマホかPCを上下逆で見るとM2後の図になります笑)。

 

仕組みは至って単純です。

あとは判断ですが、これも意外と慣れます。

まぁ、なにもかも通常パターンに当てはめて判断する時間を0.1秒も掛けない!ということであれば、爆速に近い回し方になるかもしれません(手数は増えます)。

お好きな処理方法をどうぞ!

 

以上、

宜しくお願い致します。

 

ブログ主へ:hicovopc.1030@gmail.com

Twitter:@hili_rouxer