③Roux method:FBの作り方
皆様、回していますか?
【追記】
ルービックキューブの回転記号は各自検索して覚えてください(投げやり
今回は、Roux method最初の手順
「FB:ファーストブロック」についてご説明申し上げます。
FBとはまず、「L面に1x2x3」の塊を作ることから始まります。
(下記の通り)
このような「1x2x3」のブロックを作ります。
FBのスロットイン(正しいスロットに入れること)は
色々な方法があります。
【仮定】
・緑のエッジは正しい位置で既に入っている
・ペアは四角で囲んだ「緑橙」のペアが揃っている
・スロットインの場所はLFスロット
では、順にご説明申し上げます。
CFOPでも御馴染みの手順ですね。
ペアがD面に潜っている際、
この場合「F」でスロットインできます。
この位置にある場合は「F2」でスロットインできます。
CFOPだとクロスが崩れるのであまり使わないですね(困惑)
CFOPだと持ち替えてスロットインが定石かと思いますが、
Rouxでは「F'」でスロットインできます。
このようにいくつかの選択肢があります。
※注意点※
各手順でスロットインは可能です。
しかし、それらの面にあるパーツの位置が入れる手順によって変わります。
↑ 始めは気にしなくてもいいです。
FBに慣れてきたら、他のパーツにどのような干渉を及ぼすか
先読みしてどのようにスロットインするか効率的に考えていきましょう。
では、具体的なスクランブルで説明します。
スクランブル(白が上、緑が手前に来るように持ち)
L' U2 B2 D2 F2 R2 U2 R' D' F R2 F2 D' B U R' F R
してください。
このような画像になれば、スクランブル完成です。
では、どのようにして「FB」を作るかご説明申し上げます。
(色々な手順がありますが、ご参考程度に……)
まず、D面色を白で揃えたらいいだけの話なので、
「L面緑 R面青で持ち」、揃えやすいよう持ちなおしましょう。
今回は
「L面緑 R面青 U面黄」で持ちます。
FBの手順は
D L' U' L F2 U L U2 M' B'(計10手)で完成します。
では、揃えていきましょう。
まずペアを揃えます。
エッジを先に入れてしまうと、回し方に制限が掛かるからです。
「D L' U' L」で「緑橙」のペアを作ります。
「緑橙のペア」がD面にできました(水色の四角)
入れるべき「緑のエッジ」はFR面にあります(ピンクの四角)
緑のエッジは「白が手前を向いている」ので
「F2」して「緑のエッジを正しい位置にセットします。
「F2」すると緑のエッジが正しい位置にセットされ、
「緑橙のペア」はD面からU面に来ました。
これを
「U L」でスロットインします。
これで「1x2x2」のブロックが完成しました。
残りは、LBスロットです。
入るペアは「緑赤のペア」です。
エッジは上記画像の通り、「赤」が上を向いてU面にあります。
コーナーはRBの位置にあります。
位置関係から「M2」でペアが揃いそうな気もしますが、
コーナーパーツのD面色は「緑」です。
「M2」をするということは、
エッジの「赤」がそのままD面にくるということです。
(ルービックキューブの構造記事を参照)
これではペアが揃いません。
そこで
「U2 M’」をするとB面にペアが揃います。
この位置でペアが揃っているということは、
「L面緑 R面青」で持ったままのため「B'」するとFB完成です。
分かりにくいかもしれませんが、このように作っております。
8~10手でFB完成すれば十分です。
しかも今回は、SBに繋がる「青赤のペア」も揃っています。
始めは手数気にせず、色々な面を動かし
どのようなときにペアが揃うのか、それをどうスロットインするのか
考えながら、楽しく取り組みましょう。
【追記】
文字だけだと伝わりにくいと思い、画像を多めに入れました。
それでも伝わりにくいと思います。
ぜひ、ご自身でスクランブルをして、
一つの手順を回す度に、該当のパーツどのように動き、どのように色が変化しているか、確認しながらブログをご覧いただくことをお勧めします。
FBはどの面でも回すことが可能なため、「パターン」は存在しません。
しかし、ある程度の法則を見つけることは可能です。
それらを全部お伝えするには困難です。
そのため、あくまで「一例」をご紹介しました。
その法則を 見つけるお手伝いをしたいと存じます。
ご不明点あればいつでもお申し付けください。
FBまとめ
1)先にペアを揃える
→揃えやすいペアは必ず存在します。それを見つけましょう。
→緑エッジが既に入っている場合、その持ち方で活用するのも有り
2)ペアを保存したまま、緑エッジを入れる。
→ここでせっかく揃えたペアが崩れないように注意しましょう。
→1x2x2の完成です。
3)残りのペアを作りスロットインする
次にR面に1x2x3のブロックを作りますが、
現段階ではそこまで意識しなくていいです。
まずは、FBの効率的な揃え方を色々試行錯誤してみてください。
始めは持ち替えてもOKです。
持ち替えてパーツの動きや色の変わりに注意してみましょう。
【オススメ練習方法】
スクランブルされた状態から、スクエア(1x2x2)を読み切ります。
そして目を閉じて回してみましょう。
揃っていれば完璧です。
なぜやるのか?
スクエアが完読みできるということは、
回す間にスクエアの部分を見る必要はないのです。
むしろ見るべき所はFBの残りのペアです。
まずはスクエアを少ない手順で揃え、その間に残りのFBを読み切る感じでしょうか。
慣れてくるとFB全部が読めます。
始めからFB全てを読みきるのは難しいので、スクエアからどうぞ。
以上、
よろしくお願いいたします。
ブログ主へ:hili.rouxmethod@gmail.com
twitter:@hili_rouxer